年収の壁解消で、5割が転職検討 野村総研

 民間のシンクタンク ㈱野村総合研究所は、年収の壁と就業調整に関する調査結果を公表した。それによると、就業調整をしている有配偶女性パートのうち、50.4%が「年収の壁・支援強化パッケージ」によって手取り額が減らなくなれば、今より時給の高い仕事に転職したいとしている。

 調査は、1都3県の配偶者のいる30~59歳の女性パートのうち、就業調整をしている685人の回答をまとめた。手取り減がなくなれば「今より年収が多くなるように働きたい」としたのは、63.2%にも上った。